日本の期待を背負った日本製旅客機"スワローテイル"
順調に向かっていたはずが、高度2万メートルのところで突然爆発した
原因は一切不明 このままでは日本製旅客機は夢となってしまう
そこへ、航空自衛隊の飛行機が同じところで突然爆発した
こちらも原因は一切不明
しかし、こっちには爆発をその場で見た飛行士が一人
"スワローテイル"を作った組織はすがる思いで、
一人の男をその飛行士がいる基地に派遣した
一方そのころ、とある浜に打ち上げられた謎の生物
それを高校生の男女が見つけ、家に持ち帰ることに
翌日、男の子の家に来訪者が現れた 一つの訃報を持って
先日起こった航空自衛隊の飛行機事故
そのとき、その飛行機に乗っていたのは男の子の父親だった
葬式でも泣くことができない彼に父親の携帯電話から電話が......
ちょっと長くなってしまった
内容もまとまっていないが、まあ、察してくれ
この作品、二つの物語が同時進行する形となっている
この場合、普通はスピードは遅いものだが、これは全然遅いとは感じなかった
ラノベを読む人にはちょうどいいくらいだ
自衛隊、恋愛、未確認生物......
いろんなモノが詰まっていて、正直飽きない
欲張りな人にはオススメだ
そうだな、ボクとしては"宮じい"を推したい
その名の通り、年寄りなんだけど、かなりかっこいいんだ
さすが"年の功"ってカンジ
間違いを認めない男の子を怒るでもなく淡々と語る宮じい
離れていく男の子を止めたいと、助けを求める女の子に語る宮じい
結構当たり前のこと、だったりするんだけれど、
それでも、すんなりと心にしみこんでいく、そんなカンジ
父親の死から逃げる男の子が立ち直るよう、
女の子がいろんな人の力を借りて奮闘する話
女性飛行士と男が、
謎の生物と関わりながらゆっくりと歩み寄っていく話
いろんなモノが詰め込まれた一作
ちょっぴり涙したい方にどうぞ
評価 ☆☆☆☆
星五つでも良かったんだけど、
"図書館戦争"と比べてしまうと、ねえ......
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